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学校再開時のトイレ対応、5つのポイント

加藤 篤
加藤 篤
日本トイレ研究所代表理事

2020/03/26

令和2年3月24日、文部科学省は新型コロナウイルス感染症に対応した学校再開ガイドライン(以下、学校再開ガイドライン)を公表しました。

新型コロナウイルス感染症に対応した学校再開ガイドライン(令和2年3月24日)文部科学省

学校再開ガイドラインには、感染症対策のポイントは「感染源を絶つこと」「感染経路を絶つこと」「抵抗力を高めること」であるとしています。このうち「感染経路を絶つこと」に関しては、手洗いや咳エチケットの徹底が重要です。

ここでトイレという視点から考えてみます。

学校のトイレはすべての子どもたちが利用する場所で、しかもドアノブや洗浄レバーなど同じ箇所に触れます。そのため、感染経路を絶つという点では、トイレの環境衛生を良好に保つこととトイレ後の手洗いがとても重要だと思います。

ちなみに、下痢便だった場合、和便器・洋便器のいずれにおいても肛門周辺を中心にお尻に飛散するため、排便後の肛門拭きとり時に手のひらから手首にかけて飛散したものが付着する可能性が高いので、より手洗いが大事になります。

そこで、本記事では、学校再開ガイドラインの内容を踏まえ、小学校の教職員の方々に知っておいていただきたい学校トイレ対応を5つにまとめました。教職員間での情報共有や子どもの指導などに活用してもらえたらありがたいです。また、関連資料のリンクを最後に掲載しましたので参考にしてください。

下記リンクからPDFをダウンロードしてご利用いただけます。

学校再開、トイレ対応5つのポイント
作成:NPO法人日本トイレ研究所
http://toilet-magazine.jp/wp/wp-content/uploads/school_toilet_5pointcard.pdf

令和2年度における小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校における教育活動の再開等について(通知)/「新型コロナウイルス感染症に対応した学校再開ガイドライン」(令和2年3月24日)文部科学省https://www.mext.go.jp/a_menu/coronavirus/index_00007.html

「新型コロナウイルス感染症 ~市民向け感染予防ハンドブック」[第2版]
監修:賀来満夫(東北医科薬科大学医学部特任教授・東北大学名誉教授)
作成:東北医科薬科大学病院感染制御部 
東北大学大学院医学系研究科総合感染症学分野 仙台東部地区感染対策チーム
http://www.hosp.tohoku-mpu.ac.jp/info/information/2326/

「学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説」(2019年7月)
日本小児科学会予防接種・感染症対策委員会
http://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=46

「保育所における感染症対策ガイドライン」(2018 年改訂版)厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000201596.pdf

「学校において予防すべき感染症の解説」(2018年3月)(公財)日本学校保健会
https://www.gakkohoken.jp/books/archives/211

「高齢者介護施設における感染対策マニュアル改訂版」(2019年3月)厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/ninchi/index_00003.html

加藤 篤
加藤 篤
日本トイレ研究所代表理事

NPO法人日本トイレ研究所 代表理事。
小学校のトイレ空間改善や研修会、トイレやうんちの大切さを伝える出前授業を展開。
災害時にも安心できるトイレ環境づくりに取り組んでいる。

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