現在、資源不足や化学肥料の高騰、世界情勢の不安定化などを背景に、肥料の国産化と安定的な供給が求められています。これらを実現するにあたり着目されているのが、し尿および下水汚泥の農業利用です。し尿および下水汚泥には、肥料に必要な窒素やリン、カリウムが多く含まれているため、肥料として活用することができます。一方で、し尿および下水汚泥の農業利用を推進するにあたり、農業者や消費者の理解促進が課題となっています。
し尿および下水汚泥の農業利用を自分事として考えてもらうためには、「食べる」と「出す」という身近なテーマにつなげて資源の循環を考えることが有効です。
「食べる」ことにより大小便が排泄され、処理場を経て廃棄物ではなく資源化され、自然を介して食べ物へと形を変えて、食宅に戻ってきます。この「食べる」と「出す」の循環をスマートフォンなどで画面をスクロールしながら学ぶことができる、子どもの向けのウェブサイトを制作しました。
うんちとおしっこが、どのような道をたどって私たちの生活とかかわっているのか、クイズや動画などで学ぶことができます。ぜひご覧ください。
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このウェブサイトは、令和5年度子どもゆめ基金助成金により株式会社HAPが制作しました。非営利目的の青少年教育活動で使用する場合には、NPO法人日本トイレ研究所へお問い合わせください。