特定非営利活動法人日本トイレ研究所では排便をとおして、健康や生活リズムを整えることを目的にした、啓発活動「うんちweek」を2020年11月10日~19日に実施します。

排便は、食事・睡眠・運動と同様に、生きる上で欠かすことのできない生理的欲求です。しかし、排便について学ぶ機会はほとんどなく、日常会話でも隠される傾向にあります。また、排便回数や排便状態、排便疾患に関する基本的なデータが十分ではありません。過去に日本トイレ研究所が行った調査では、自分を「便秘症だと思わない」と答えた人のうち約25%は、実際には便秘症の傾向がある状態でした。
当団体では「うんちweek」期間に、排便への関心を高めるとともに、排便をとおして健康や生活リズムを整えるきっかけをつくるために、排便の状態をチェックし、記録することを呼びかけます。
名称 うんちweek
期間 11月10日(いいトイレの日)~11月19日(国連・世界トイレの日)
目的 排便をとおして、健康や生活リズムを整えるきっかけをつくる
内容
①特設サイト・オンラインイベントによる情報発信
②排便記録の呼びかけ
③排便記録の結果発表
主催 NPO法人日本トイレ研究所
協力 ウンログ株式会社

オンラインイベント
トイレに、愛を。フォーラム
子どもの排便・栄養・睡眠の悩みにお答えします!
2020年11月14日(土)14:00~16:00
開催方法 ZOOM
参加費 無料
講師
〈排便〉中野美和子氏(神戸学園、さいたま市立病院 小児外科/非常勤・元部長)
〈栄養〉上田 玲子氏(東洋英和女学院大学 非常勤講師)
〈睡眠〉星野 恭子氏(瀬川記念小児神経学クリニック 理事長)
意外と知らない!便秘のはなし
2020年11月15日(日)14:00~16:00
開催方法 ZOOM
参加費 無料
講師
〈大人の排便〉 味村俊樹氏(自治医科大学 教授)
〈子どもの排便〉中野美和子氏(神戸学園、さいたま市立病院 小児外科/非常勤・元部長)
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