そのほか

青パパイヤのチンジャオロース風

日本トイレ研究所
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Japan Toilet Labo.

2024/03/01

現在、穀物需要の増加やエネルギー価格の上昇などにより化学肥料が高騰しており、化学肥料の原料を海外輸入に依存している日本においては、肥料の国産化と安定供給が求められています。そのような中で、肥料に必要な成分を多く含むし尿や下水道資源の農地利用が推進されています。

そこで、うんちやおしっこの循環を学ぶウェブサイト「食べて!出す!うんちの循環」を制作しました。「食べる」ことと「出す」ことが自分の健康と環境にどのような影響を及ぼすかを知ることにより、自分の体と環境に配慮した生活を考えていただくきっかけになれば幸いです。

コンテンツの一つに、資源循環の取組みで育てられた農作物を用いて、女子栄養大学栄養クリニック春日千加子さん(博士(栄養学)・管理栄養士)の協力のもと、健康に配慮したレシピを作りました。

 

青パパイヤのチンジャオロース風

【材料】2人分

・青パパイヤ 70g
・牛薄切り肉(豚肉でも)150g
【下味】
・酒 大さじ1
・にんにくすりおろし 少々
・塩・こしょう
・片栗粉 小さじ2

・パプリカ(赤) 1/2個
・ピーマン 2個 (パプリカがない場合は、ピーマンの量を増やしても可)
・生姜 1かけ(みじん切り)

【A】
・オイスターソース  大さじ1/2
・酒 大さじ1
・しょう油  小さじ1/2
・砂糖 小さじ1
・鶏ガラスープの素 小さじ1/2

・サラダ油 大さじ2
・塩・こしょう 少々

 

【作り方】

1.  牛薄切り肉は細く切り、片栗粉以外の下味をつけておく。なじんだら片栗粉をまぶす。

2. 青パパイヤはピーラーで皮をむき、縦半分に切りスプーンで種を取り除き、千切りにする。

3. 水に10分ほどさらし、軽く水洗いしてからペーパータオルで水気を拭き取る。

4. パプリカとピーマンは半分に切り、縦に千切りにしておく。

5. フライパンにサラダ油を入れ、生姜を熱し香りが出たら、1の肉を入れて炒める。

6. 色が変わったら、を入れて、さらに火が通るまで炒める。

7. 最後に【A】の調味料を合わせ入れて、軽く炒め合わせ、塩、こしょうで味をととのえる。

【栄養のポイント】

沖縄料理やタイ料理に使われる青パパイヤはサラダでもお馴染みですが、熟した果物のパパイヤより栄養価が高く、ビタミンCやポリフェノールが豊富に含まれています。さらに、パパインというたんぱく質分解酵素が消化吸収を助け、肉を柔らかく美味しくしてくれるので、肉料理の食材にしてもお勧めです。
≪監修:女子栄養大学栄養クリニック春日千加子氏(博士(栄養学)・管理栄養士≫

写真撮影:山本絢子さん

 

【食べて!出す!うんちの循環】ウェブサイト

し尿は昔から大切な肥料として使われており、江戸時代にはお金で売り買いしたり、野菜と交換したりしていました。
現代は、水洗トイレから流れでた汚水を処理し、きれいになった水で食べものを育てたり、処理の途中で出てきたもので肥料をつくったりしています。
し尿がどのような道をたどって生活と関わっているのかを学ぶためのウェブサイトを制作しました。
https://www.toilet.or.jp/toilet-cycle/

日本トイレ研究所
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Japan Toilet Labo.

「トイレ」を通して社会をより良い方向へ変えていくことをコンセプトに活動しているNPOです。トイレから、環境、文化、教育、健康について考え、すべての人が安心しトイレを利用でき、共に暮らせる社会づくりを目指します。

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